今日もおつかれさまです。豆腐メンタルママのみけです。
この記事では、
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ワーママだけど仕事を辞めたい …
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仕事を辞めたいけれど、決心がつかない…
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どうやって仕事を辞めることに決めたの?
というお悩みを抱えたママさんに向けて、私が退職を検討するときに考え、実践した3つのステップについておすすめの本と一緒にご紹介します。
- STEP1 仕事を辞めたい理由を書き出す
- STEP2 「仕事を辞める」のではなく、「働き方を見直す」機会にする
- STEP3 「本当はどんな働き方がしたいのか」理想を書き出してみる
- 番外編 ママがおだやかでいるために「自分の一番の親友になる」
自己紹介でも書かせていただきましたが、私は1か月前まで正社員で働くワーママでした。
「子どもたちはかわいい。だけど、疲れは取れないし、仕事のことが頭に浮かんで家庭にも集中できない…」と悩んだ末、私は仕事を辞めることにしました。
仕事を辞めるという決断にあたって「自分の人生を通した働き方」を見直すとてもいい機会になりました。
今は収入がありませんが、子どもたちに接する心の余裕が生まれてよかったと思っています。そんな体験を踏まえて、どうやって退職に踏み切ったかについてご紹介します。
私の経験が同じお悩みを抱えるママさんにとって、何らかのヒントになればとても嬉しいです。
仕事を辞めたい理由を書き出す
まず初めに「仕事を辞めたい」と思う理由を書き出すことから始めました。
仕事を辞めたいと思っても、やはり共働きの家庭で収入が減ってしまうことは大きなこと。そこで、本当に辞める必要があるのか冷静に考えるためにも自分が仕事を辞めたい、ストレスを感じる原因を明確にすることから始めました。
私の場合、仕事を辞めたくなった理由は、一つではなく、以下のようにさまざまなことが重なって生じていました。
仕事へのもやもや
仕事がスムーズに進まないことへのストレス
多くのワーママが抱えるお悩みの一つが、仕事がスムーズに進まないことだと思います。子どもの体調不良で保育園から呼び出されることも多く、仕事を休むことも多々。私も子どもが保育園に通い始めて間もないころは、週のほとんどが早退&休みを繰り返しているような状態で、全く仕事をすることができず、心が折れそうになりました。
仕事内容へのストレス
復帰を経て、仕事の内容が変わることにより仕事へストレスを感じることもあると思います。私は、復帰後初めての業務を担当することになりました。任された仕事に苦手意識を感じつつも断る勇気がなく、続けた結果大きなストレスになりました。
人間関係への疲れ
育休から復帰すると部署の異動や人事異動などで人間関係に変化があることもあると思います。また、コロナの影響などもあり、育休中に家族以外の人と接することが少ないと、他の人とのコミュニケーション自体にストレスを感じてしまうこともあると思います。
私は完璧に後者で人とコミュニケーションを取るだけでとても疲れを感じていました…。
出産前との働くモチベーションの違い
出産前は仕事中心の生活を送っていた人も、出産すると子ども中心の生活になる人も多くなると思います。今までは「結果を出したい」「キャリアを積みたい」といったことがモチベーションだったのに、気づけば「子どもの将来のためにも働かなきゃ…」というモチベーションに変わってしまうこともあると思います。
私もやりがいを感じていた仕事が、ライスワークに変わっていたことに気づいたときは、とてもショックでした…。
家庭へのもやもや
子どもとおだやかに接する心身の余裕がない
「本当は子どもと一緒にいる時間はおだやかでいたい…」と思っていても、実際には心身の疲労から、なかなか余裕がなく、寝かしつけに到達するので精一杯…。私も子どもたちの寝顔を見ながら「今日もたくさん怒ってごめんね…」と一人反省会を行った日が数知れません・・・。
家事や育児へのストレス
核家族、とくにママがワンオペで家事や育児を行っているご家庭では、家事のストレスはとても大きいと思います。家事はやってしまうと、案外すぐに終わることもありますが、実際に「あれもこれもやらなきゃ…」と頭の中にある状態自体がストレスを生じさせることもあります。
また、共働きでワンオペだと「私だって働いているのに、なんで私ばっかり!」と悶々としたこともたくさんありました。
このように、仕事を辞めたい理由を書き出したら、自分の中で一番大きな理由を見つけ、そこへの対策を考えます。例えば、仕事の内容が一番大きな理由なのであれば上司に相談したり、家事や育児へのストレスであれば時短家電の導入やパートナーとの分担などを検討することができます。
私の中で、一番大きかった理由は「子どもとおだやかに接する心身の余裕がない」ということでした。
私にとって一番大切なのは「家族」。だから、子どもたちとの時間をおだやかに過ごしたいのに、仕事と家庭との切り替えがうまくできず、子どもたちにやさしくできない。
そんな現状を変えるためには、「仕事」や「会社」という断片的な見方ではなく、今の自分のライフステージに合った「働き方」を見つけることが大切だと思い、一度心の状態をリセットするためにも退職を決めました。
「仕事を辞める」のではなく、「働き方を見直す」機会にする
次に、自分の働き方について考え直すことにしました。
自己紹介でも書かせていただきましたが、私が仕事を辞めようと思ったきっかけは、仕事と家庭との切り替えがうまくできず生じた心身の不調にありました。
しかし、これをネガティブなものと捉えずに、今のライフステージにおける「働き方を見直す機会」と捉えると、とても前向きな気持ちで決断することができました。
自分の働き方を見直そうと思ったときにとても参考になった本が「最強のライフキャリア論。 人生まるごと楽しむための思考法 」でした。
ワーママの葛藤に共感できる部分も多くありつつ、実践できるワークが掲載されていて自分に置き換えて考えることができます。私はこの本を通して、自分の気持ちの棚卸を行いました。
自分の思いを書き出すことは、気持ちの整理だけでなく、やりたいことが具体化していくので、とってもおすすめです。気になる方はぜひ読んでみてくださいね。
そうして、自分の人生における働き方を少し引いて考えてみると、世の中にはいろんな仕事や働き方があることに気づき、少し心がラクになりました。
「本当はどんな働き方がしたいのか」理想を書き出してみる
最後に「本当はどんな働き方がしたいのか」「理想の状態になるにはどうしたらいいのか」を書き出しました。
私の場合は、「子どもたちとの時間をおだやかに過ごしたい」という思いを実現できる働き方を考え、より具体的にイメージができるように要素を出していきました。
・仕事への不安がなく、夜もぐっすり眠れる
→好きで、得意なことを仕事にする、もしくはストレスの少ない仕事を選ぶ
人間関係に悩まずに取り組める仕事を選ぶ
・急なお迎えにも対応できる
→在宅ワーク
・自分のペースで仕事を進められる
→フリーランスとして業務委託の仕事や在宅でできるアルバイト
こうして具体的なかたちに落とし込むことで、今の自分にあった働き方がクリアになりました。
そして、最終的に子どもが小さいうちは「働いてキャリアを積む」のではなく、「自分のペースでスキルを磨く」ということに力を入れたいという思いに至りました。
ブログを始めたのも「ライティングスキルを伸ばしたい」という気持ちがきっかけの一つでした。これからは、ライティングの業務委託の案件などにも挑戦してみたいと思っています。
そして、自分の預金残高と夫との相談を経て、会社を辞めることにしました。
「会社は辞めても、今の自分のライフステージに合うかたちで働き続けよう」という気持ちがあると、前向きになれるような気がします。
ママがおだやかでいるために「自分の一番の親友になる」
仕事と育児の両立って、本当にハードワークですよね。働いていても、そうでなくても、ママとして子どもを育てているだけで、すごく尊いことだと思います。
だけど、家事や育児ってできて当たり前だと思ってしまい、なかなか自分を褒める機会は少ないと思います。
そんな方におすすめしたいのが、「自分の親友でいる」という考え方です。
つい自分に対しては「こうあるべきなのに…」と厳しい態度をとってしまいがちで、結果的に誰からも否定されていないのに落ち込む…ということが豆腐メンタルの私には多々ありました。
私が自己肯定感の低さに悩み、どうにかしたいと思っていた時に出会ったのが「自分の親友になる」という考え方でした。
例えば、疲れてご飯がつくれなかったとき、自分に対して「ご飯もつくれないなんて…」と思うかもしれません。しかし、もし親友が仕事でとても疲れて「ご飯もつくれなかった…」と落ち込んでいたら、「そんな日もあるよね。大丈夫だよ」と励ましの言葉をかけると思います。
このように、自分に対しても親友に接するように優しい態度で接することで、自分の心を認めることができるようになり、自己肯定感が高まっていきます。
私は、ママになってこの考え方に出会い、練習を続ける中で少しずつ自分を受容できるようになっていくのを感じました。
もしつい自分を責めてしまったり、ネガティブ思考で悩んでいたりしたら、ぜひこの考え方を取り入れてみてください。
この考え方を実践できるワークブックが「生きづらい毎日に それでいい。実践ノート」です。もしご興味のある方は読んでみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
少しでも働くママさんのお役に立てたら嬉しいです。
これからもよろしくお願いします。